にわかラグビーブログ

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初代サンウルブス34人(書きかけ)

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【アメリカンラグビーニュース】 

初代サンウルブズの登録選手34人が発表された。アメリカ7s代表チームのイーグルスからアンドリュー・ドゥルタロが、フランスのトップ14トゥールーズからアルゼンチンのトーマス・レオナルディが、そしてクイーンズランド・レッズフランカーエディー・カーク、この3人が初代サンウルブズのバックローとして2016年のスーパーラグビーに参戦することになったが、スーパーラグビーの経験者は6人だけだ。

 Sunwolves roster and coach revealed - Americas Rugby News

 

チームを補強するのはブルーズのベテランセカンドローリアキ・モリハリケーンズのフライアー、トゥシ・ピシ南アフリカのチーターズとシャークスでプレー経験がありカリーカップ参戦チーム、グリアスのユーティリティープレーヤー、リアン・フィルヨーンの3人だ。そしてワールドカップのフロントロー稲垣啓太は2度目、堀江翔太は3度目のスーパーラグビー参戦となる。

 

ワールドカップ日本代表からはプロップの三上正貴、フッカーの木津武士、セカンドローの真壁伸弥、大野均スクラムハーフの日和佐篤、インサイドバックスの立川理道、田村優、ウィンガーの山田章仁の参加が決まった。ワールドカップでドゥルタロはアメリカ代表、ピシはサモア代表としてプレーした。セカンドローのファアティンガ・レマルはサモア代表候補に選出されていたが怪我のため外された。サンウルブズのルースフォワードに起用されそうだ。

 

当初見込まれていたメンバーよりもはるかに強力なチーム編成になったが、ワールドカップで活躍したスター級選手の名前が見当たらない。タイトヘッドプロップには畠山健介や山下裕史がいないし、ルースフォワードにはマイケル・ブロードハースト、アマナキ・マフィがいない。バックスには俊足の松島幸太朗、藤田慶和、福岡堅樹もいない。

 

ヘッドコーチとしてチームを率いるのは元オールブラックスのフッカー、マーク・ハメットだ。経験を積んだ選手でもあるハメットはカーディフ・ブルーズのコーチとしてギネスカップ・プロ12に参戦し、ハリケーンズの指導的役割を任される前はクルセーダーズのアシスタント・コーチで、2016年のITMカップではタスマン・メイコーズのアシスタント・コーチを務めることになっている

 

サンウルブズはスーパーラグビーに新設された南アフリカ・カンファレンスで試合をする。ブルーズ、チーターズ、ストーマーズと同じグループだ。初戦は2月27日に秩父宮でのライオンズ戦となる。

 

サンウルブズ スコッドとポジション

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▼PROPS プロップ #1,#3

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Zuin Gu 具智元(柘植大学) 21歳/184cm/122kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Shohei Hirano 平野 翔平(東海大学) 22歳/178cm/125kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Keita Inagaki 稲垣啓太パナソニック)25歳/186cm/116kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Shinnosuke Kakinaga 垣永真之介(サントリー) 24歳/180cm/115kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Koki Yamamoto 山本幸輝(ヤマハ) 25歳/181cm/116kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Masataka Mikami 三上正貴(東芝) 27歳/178cm/115kg

 

プロップ PR:つっかえ棒、支柱、柱。8人✕2=16人のスクラムを構造物に例えるとプロップは左と右の支柱、最前列(第1列)の3人のうちの2人、6人いるので2人✕3組の編成が可能。フッカー(2番)を左右で支えつつ相手のスクラムと組み合って(バインドして)スクラムを安定させる役割り。 左肩(1番)がルースヘッドプロップ、右肩(3番)がタイトヘッドプロップ。スクラムは3番の左右を相手の2番と3番に挟まれる格好になる。前の相手から押し返され、後ろの味方からも押し上げられ、耐え切れずに頭や膝が地面につくとコラプシング(崩した)のペナルティーを取られる。

ここを見るとラグビーは面白い - #01: スクラム - ニュース - ジャパンラグビートップリーグ公式サイト

 

▼HOOKERS フッカー #2

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Ryuhei Arita 有田隆平(コカコーラ) 26歳/176cm/104kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Shota Horie 堀江翔太(パナソニク) 29歳/180cm/104kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Takeshi Kizu 木津武士(神戸製鋼) 27歳/183cm/115kg

 

 フッカー HO: ひっかけ。スクラム最前列のセンターの位置でいわば主柱。両腕で左右プロップを抱えつつ投げ入れられたボールを足でひっかけてNo.8へ渡す(フッキングする)役割り。3人いるのでプロップの3組に連携した編成が可能。スクラムをコントロールして、次の攻撃では最後に展開する位置になる。ラインアウトではボールを投げ入れる役割りもある。

 

▼LOCKS ロック #4,#5

f:id:beachfro:20151227083732p:plain NZL Timothy Bond ティモシー・ボンド(ニュージーランド) 26歳/193cm/113kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Shinya Makabe 真壁伸弥(サントリー) 28歳/192cm/119kg

f:id:beachfro:20151227083732p:plain NZL Liaki Moli リアキ・モリ(トンガ)  25歳/198cm/118kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Hitoshi Ono 大野均東芝) 37歳/192cm/105kg

 

ロック LO:鍵をかける、ロックする。スクラムの第2列の左右(4番、5番)に位置してスクラムを固定し、熱源となって押しこむ役割り。190cmオーバーが4人いるので2人✕2組の編成が可能。相手スクラムや防衛ラインを縦に割って前進するためには横幅よりも縦の長さが重要なので長身の選手が受け持つ。ラインアウトやキックのボールの落下ポイントでは空中戦を展開する。仕事量が多くタフさとスピードが要求される。来年38歳の大野均がこの最も過酷な役割を買ってでたことは称賛に値する。最多キャップの経験値と合わせて活躍が期待される。

 

さて、外国人選手が登場するのはロックの位置、スクラムセカンドロー(第2列)からだ。フロントロー(第1列)を日本人選手で固めたのはRWC2015の4戦で見せたフィジカルで押し負けない自信の表れだが、問題はロックの密集と展開のスピードだ。

 

ティモシー(ティム)・ボンド(5番)は2011年の大学選手権決勝 帝京v早稲田にヘンドリック・ツイとともに帝京サイドで出場し連覇に貢献した。サントリー・サンゴリアスでもプレー経験があるので日本ラグビーとの親和性は高い。不思議な事だが帝京時代の2011年には196cm、サンゴリアス時代の2012年は194cmと少しずつ縮んできた。2人目の外国人ロック、リアキ・モリ(4番)はサンウルブズ・スコッド34人のうち6人しかいないスーパーラグビーの経験者の一人で、2012年にオークランド・ブルーズでスーパーラグビーにデビューした。トンガ人の血筋を引いている。ラグビー人生で一番影響を受けた人物は誰?という質問に「お袋」と答えた。モンスターの異名からは考えにくいことだが好物は手作りの全粒小麦シリアル。実に健康志向だ。

Player Profiles Bay of Plenty Rugby Union

Auckland ITM Cup Players | Liaki Moli 

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▼LOOSE FORWARDS ルースフォワード #6,#7

f:id:beachfro:20151227082156p:plain USA Andrew Dututalo アンドリュー・ドゥルタロ(アメリカ) 28歳/187cm/102kg

f:id:beachfro:20151227082306p:plain JPN Yoshiya Hosoda 細田佳也(NEC LO) 28歳/192cm/100kg

f:id:beachfro:20151227082519p:plain SAM Fa’atiga Lemalu ファアティンガ・レマル(宗像) 26歳/201cm/115kg

f:id:beachfro:20151227082604p:plain ARG Tomás Leonardi トーマス・レオナルディ(アルゼンチン) 28歳/190cm/108kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Tsuyoshi Murata 村田毅(NEC) 27歳/185cm/102kg

f:id:beachfro:20151227083203p:plain AUS Edward quark エドワード・カーク(オーストラリア) 24歳/192cm/108kg

 

ルースフォワード(フランカー) FLスクラムの第3列(バックロー)の左右(6番、7番)に位置し、前の5人(タイト5)ががっちりタイト tight にスクラムを組むのを補完しつつ左右の側面から攻撃展開するルース loose なポジション。サイドラインに近い方がブラインドサイド、遠い方(展開するスペースが広い)がオープンサイド、どちらもスクラム左右の側面から展開して攻め込むのでフランカーと呼ばれるのが一般的。またタイト5の両翼として展開するのでウイングフォワードとも呼ばれる。カウンターアタックで攻め込んできた相手をタックルで阻止するパワーと俊敏さも要求される。6人いるので2人✕3組の編成が可能、ここに外国人選手が4人登場する。ディフェンスではタックル、攻撃ではパワーランナーとして活躍が期待される。

 

4人のうちカーン・ヘスケスが所属する宗像サニックスブルースのレマル以外の3人は日本チームに初参戦だ。ファアティンガ・レマルはRWC2015でトゥシ・ピシとともにサモア代表メンバー。アンドリュー・ドゥルタロ(ドゥルー)はニューヨーク生まれでフィジー育ち、USA7s代表チームの強化メンバー。両親が大学の講師で(お父さんはドゥルーが子供の頃に亡くなっている)本人も日本の白鴎大学に留学して経営管理学の学位を修得した。フィジーのU19キャプテン、U21代表経験もある。足を活かせるオープンサイドに起用されそうだ。トーマス・レオナルディ(トミー)はアルゼンチン代表としてデビューした後に南ア、フランス、スコットランドで俊敏なバックローとして試合経験を積んだ。オープンサイド、ブラインドサイド、No.8の仕事もこなせる。スコットランドエディンバラでは地元の熱狂的ファンの受けはあまり良くなかったようだが本人のせいではない。エドワード・カーク(エド)はオーストラリアのレッズのブラインドサイド・フランカー。横に展開するスペースが狭いためボールを持ったら縦に突破するしかない。12月21日の記者会見に登場して強張った表情で「グッド・ラグビーを取り戻したい」と話していた。激しいコンタクトプレーでペナルティーをとられるのはマイナス要素だが、かといってこれも本人が悪いわけではない。ポジション柄、ラフプレーにからむのはやむを得ないのだ。

 

セットピース(セットプレー)のスクラムから展開する攻撃はバックローの展開力、突破力がモノを言う。逆にディフェンスでは相手の展開を阻止するタックルが決め手となる。

 

※No.8, The Big Number Eight は誰になるのか!?

常に「体を張る」ことでチームの推進力となってきたリーチ・マイケルがいないサンウルブズだが、フィジカル、スキル、スピード、メンタル、経験値、規律といったすべてを要求されるNo.8をいったい誰が務めることになるのか? ルースフォワード(バックロー)が6人いる中でハメットHCの采配に注目したい。

 

どうやらNo.8はトミー(レオナルディ)、細田、村田の3人が担うことになりそうだ。

 

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9番から15番までの7人がバックスのポジションになる。デフェンスが主な役割のように見えるがスクラムラインアウトに参加しないものの、攻撃に絡んでトライを決める。大きく分けて(1)ハーフバック、(2)スリークォーターバック、(3)フルバックでディフェンスラインを編成する。スリークォーターバックはセンター(12番と13番)とウイング(11番と14番)の2つに分かれる。スリークォーターは 3/4(4分の3)だが15人のスコッドを4つにグルーピングして8-2-4-1のフォーメーションの前から3番目に位置する。

 

▼SCRUM-HALVES スクラムハーフ #9

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Atsuhi Hiwasa 日和佐篤(サントリー) 28歳/166cm/72kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Daisuke Inoue 井上大介(クボタ) 26歳/173cm/81kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Yuki Yatomi 八富勇毅(ヤマハ) 30歳/176cm/82kg

 

スクラム・ハーフ SHスクラムでボールを投げ入れNo.8の後ろに回ってボールを拾って素早くパスし攻撃を展開するスクラム指揮の役割り。俊敏に動ける比較的小柄な選手が多くあたりを見回す様子はミーアキャットを連想させるが、密集地からボールを拾い上げてバックスへ展開するか、あるいはNo.8から突破を試みるか、それともサイドステップのスキルを発揮して自らボールを運ぶか、相手のプレッシャーを受けながら決断し行動する能力が求められる。ボールのハンドリングミスやパス出しの遅れは致命的だ。連携を重視するためか日本人選手が3人だ。

 

▼FLY-HALVES フライハーフ #10

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Harumichi Tatekawa 立川理道(クボタ) 26歳/180cm/95kg

f:id:beachfro:20151227082519p:plain SAM Tusi Pisi トゥシ・ピシ (サントリー) 33歳/183cm/91kg

 

フライハーフ FH: ポジションは同じでも呼び方が北半球と南半球、イギリス、ヨーロッパとアメリカ、日本とで違う。フライハーフは7通りの呼び方がある。(1)スタンドオフ SO、(2)スタンドオフハーフ、(3)ファイブエイト 5/8th、(4)ファーストファイブエイト 1st 5/8th、(5)アウトサイドハーフ、(6)フライで、日本ではスタンドオフ SO と呼ぶのが一般的だ。

1番から8番までがスクラムに絡むオフェンスのポジションで、9番から15番がディフェンスのポジションになり、スクラムハーフの9番とフライハーフの10番はその中間に位置するのでハーフバックと呼ばれる。

スクラムから離れた位置で相手の陣形を見渡しつつ9番からボールを受けた後、司令塔としてパスで回していくか自ら走ってブレイクダウンに持ち込んで次の攻撃ポイントを作るか、それともパント(punt キック)でフォワードを走らせるか、あるいはロングパスでセンターからウイングを展開させるか瞬時にゲームプランを立てる判断力、決断力と確実なパスワーク、同時に相手の攻撃、カウンターアタックをタックルで防ぐ強靭さが要求される。RWC2015のサモア戦で見せたツイラギ 185cm/110kg への立川理道のタックルが生々しい迫力を持っていた。そのサモア代表メンバーのトゥシ・ピシは数少ないスーパーラグビー経験者、来日8年目を迎え外国人選手と日本人選手のボンド役も期待される。

 

▼CENTRES センター #12,#13

f:id:beachfro:20151227083203p:plain AUS Derek Carpenter デレック・カーペンター(トヨタ) 27歳/183cm/94kg

f:id:beachfro:20151227083441p:plain TON Paea Mifi Poseti パエア・ミフィポセチ(NTTドコモ) 28歳/178cm/108kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Yu Tamura 田村優(NEC) 26歳/181cm/92kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Ryohei Yamanaka 山中亮平(神戸製鋼) 27歳/188cm/95kg

 

▼WINGERS ウィンガー #11,#14

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Amanaki Lotoahea アマナキ・ロトアヘヤ(リコー) 25歳/191cm/107kg

f:id:beachfro:20151227083535p:plain FJI John Stewart ジョン・スチュアート(フィジー) 27歳/170cm/80kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Akihito Yamada 山田章仁(パナソニック) 30歳/182cm/88kg

 

▼FULLBACKS フルバック #15

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Yasutaka Sasakura 笹倉康誉(パナソニック) 27歳/186cm/92kg

f:id:beachfro:20151227083632p:plain RSA Riaan Viljoen リアン・フィルヨーン南アフリカ) 32歳/185cm/90kg

f:id:beachfro:20151227082617p:plain JPN Hajime Yamashita 山下一(豊田) 23歳/180cm/85kg

 

▼HEAD COACH ヘッドコーチ

f:id:beachfro:20151227083732p:plain NZL Mark Hammet マーク・ハメット(ニュージランド、オールブラックス) 43歳

 

試合日程

  1.  2/13(土) トップリーグオールスター JPN 愛知県豊田スタジアム
  2.  2/27(土)ライオンズ RSA 秩父宮
  3.  3/12(土)チーターズ RSA シンガポール
  4. 3/19(土)レベルズ AUS 秩父宮
  5. 3/26(土)ブルズ RSA シンガポール
  6. 4/2(土)キングズ RSA 南アフリカ
  7. 4/8(土)ストーマーズ RSA 南アフリカ
  8. 4/15(土)チーターズ RSA 南アフリカ
  9. 4/23(土)ジャガーズ ARZ 秩父宮
  10. 5/7(土)フォース AUS 秩父宮
  11. 5/14(土)ストーマーズ RSAシンガポール
  12. 5/21(土)レッズAUS オーストラリア
  13. 5/28(土)ブランビーズ AUS オーストラリア
  14. 7/2(土)ワラターズ AUS 秩父宮
  15. 7/9(土)ブルズ RSA 南アフリカ
  16. 7/15(土)シャークス RSA 南アフリカ

7/22準々決勝、7/29準決勝、8/6決勝

2016年6月に日本代表vスコットランド

2017年にサンウルブズvニュージーランド

 

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