にわかラグビーブログ

ラグビーにわかファンです。もっぱらテレビ観戦、ネット観戦。海外目線に注目しています。

トゥシ・ピシ、神業の股下パスから同点に!

3連敗となった南ア遠征から戻り、ひと月ぶりにホームの秩父宮で迎えたアルゼンチン・ジャガーズ戦。10人がアルゼンチン代表メンバーだ。

前半5分、ピシがペナルティー・ゴールを決めて 3-0 とリードした(デ・ジャ・ブ)が、8分、12分に連続トライを決められ(デ・ジャ・ブ3-10 と引き離され、また負けパターンにハマるのかと思われた21分、モリの突進からピシ神業・股下パス立川、笹倉とつなげて左コーナーへ初トライをあげた!

開始直後に空中戦で左足を負傷したロロヘア14に代わってインした笹倉だ。

 

相手ペナルティーからピシがセンターライン上へ蹴り出してマイボール・ラインアウト。カーペンター、ドゥルタロ、フィルヨーンが22Mラインまでボールを運び、さらにフェーズを重ねて、

 

1.モリが突進する

ディフェンスが4人集まってきた。

 

2.モリが2人がかりでタックされる

ボールを持ったまま倒されブレイクダウンに持ち込むかと思いきや、タックルの衝撃でボールがこぼれた。

 

3.こぼれたボールにピシが焦点を合わせる

タックルで倒されたモリがボールを落としてもノッコンは取られなかった、ラッキーだ。パスしてたらノッコンだ。

 

4.ピシがボールを拾い上げ

ディフェンスは6人来たが、ピシが飛び込んでくると予測していたらしく、待ちの姿勢だ。ピシは、

 

5.振り向きもせず股下から後ろへトスした!

f:id:beachfro:20160423234018p:plain

ピシは「前へ!」ではなく「後ろへ!」攻撃ポイントを瞬時に変えた

 

6.ボールの先には立川が「任せろ!」とばかりに走りこんでいて、

ピシにフォーカスしていたためディフェンスは一人しかいない。立川の左後ろでウイングの笹倉が待ち構えている。

 

7.立川はキャッチするなり左後ろからダッシュしてきた笹倉へパスし、

(仕事を終えたピシはトライを確信したかのようにじっとして見守っている。)

 

8.ボールをキャッチした笹倉がコースを見極め、

(見守るピシの周りに選手が集まって来た。立川とドゥルーがサポートに入る。)

 

9.タックルに身構えながらトライラインを目指してダッシュする笹倉。

トライを確信したピシは見守っている。)

 

10.タックルをかわしてタッチライン沿いにストライドする笹倉

 

11.タックルを振り切って飛び込んでトライだ!

f:id:beachfro:20160423235558p:plain

 

ピシがコンバージョンを決めて 10-10 の同点にした!

 

 

ハイライト


Super Rugby Round 9: Sunwolves v Jaguares

 

 

ラインアウトはまだ安定しないが、スクラムは十分機能し、早い球出しからテンポよく攻撃が決まり、3トライ5キックで36点をあげた。 ペナルティーも最少の6で規律も守られていた。最大はブルズ戦の16、イエロー2でレオナルディとカークだった。今回の審判はニュージランドのジェイミー・ナッツブラウン主審で、Jr.オールブラックスでも活躍したSH/SO、ハメットHCと同郷のカンタベリー出身ということが有利に働いたのかも知れない。クルセーダーズで15キャップ、チーフスで22キャップ。

 

www.allblacks.com

 

エルナンデスのコンバージョンミス(3本ミスして6点逃した)にも救われた。やはり遠征のプレッシャーが大きいのだろう。ジャガーズはテンポが持ち味だが、パスミスが多く、スピード感あふれた弾むような攻撃が見られたのはラスト10分だけだった。観光気分の緩みだけとは言えない。ホームでストーマーズ戦の後、3月末からNZ遠征でブルーズクルセーダーズハリケーンズとの3連戦の後だけに疲労度は大きかっただろう。

サンウルブスも南ア遠征・3連戦の後だから同じ程度だと思われるが、南アフリカ勢とニュージランド勢ではやはり相手の強度が違う。 

 

次のシンガポールオーストラリアは、遠征のマネジメントが鍵になりそうだ。

 

36-28 ノーサイドジャガーズ・サイドから初勝利を祝福するツイートがあった。

 正しくは「アグアレス」と発音するらしい。

お互いアイデンティティは尊重し合わないといけない。

 

マイボール・ラインアウト

スクラムと並ぶセットプレーの一つ、ラインアウトは、早いパス回しでサイドからトライを奪う場面がよくある。5Mラインあたりの、敵陣に深く入った地点のマイボール・ラインアウトは、モールで押し込んでトライにつながる。サンウルブスはラインアウト苦手だ。なかなか安定しないため、攻撃チャンスを逃すか、逆につけ込まれてきた。

 

南ア遠征前のシンガポールで、相手はブルズ。


Worst lineout ever? Japanese rugby union team's awful attempt

 

サインミスなのか、呼吸がまったく合わず、堀江が出したボールがモリの頭にあたってしまった。残念ながら、スーパーラグビー18チームの中でも最低の出来だ。

順位に直結はしていないようだが、トライ・チャンス・ロスだ。MOTTAI-NAI

スクラムはフィジカル勝負だが、早い球出しでテンポをつくれたのが高評価だ。FWの1列3人がそこへ仕事をフォーカスしたようだ。上手く行った。

胸のすくようなカーペンターのトライ、ラスト立川のトライは、スクラムからボールを出したのがSHではなくFLのドゥルーだった。それが早い攻撃につながった。FW1列はアタックに参加したい気持ちを我慢してスタミナを温存し、縁の下の力持ちに徹する方がエコだ。エディー・イングランドハートリーのようなオフロード・アタックの域にはまだ遠い。

 

f:id:beachfro:20160424124518p:plain

 

とまれ、南ア遠征中のマルファンクション、記録的な大敗で今後が危ぶまれたが、ちょうど8戦目の中間地点、折り返し地点で勝てたことで後半戦に希望が湧いた。その意味で「大きな勝ち」になった。

 

次戦は秩父宮で完敗したレベルズに次いでオーストラリア勢、フォースと対戦だ。

8戦を終えて両サイド1勝7敗、1ポイントの差でサンウルブス16位、フォース17位、しかもホームだ。

 

テンポを刻んで勝機をつかめ!

 

後半戦、頑張れ、サンウルブス!

 

サンデーモーニングで張本が、

「ほっとしましたね。」

 - あっぱれは?

「まだまだ。3回は勝たないと。」 

 

第9節の順位

確かに、1回だけだと「やっぱりまぐれだった」と言われるし、2回だと「1度あることは2度あるし」と言われるし、3回でようやく「あっぱれ!」だな。仕方ない。

 

スーパーラグビー第9節を終えて、ゼロ勝チームはいない、全勝チームもいない。どこでも一度は負ける。グランド・スラムはなくなった。

ニュージーランドチーフスが不動の1位、次いで南アのストーマーズライオンズ、4位にオーストラリアのレベルズ、5位がニュージーランドクルセーダーズだ。オーストラリア勢は元気がない。 

 

次戦のフォース戦はホームだし、スタッツを見る限り、油断しなければ、セットピースが安定すれば、テンポよくアタックできれば、ミスが少なければ、シンビンがなければ、十分「勝てる」相手だ。ストーマーズには勝てない。

f:id:beachfro:20160424201133p:plain

フォースを倒し、レッズに勝って、3回だ!

あっぱれ狙っていこうじゃないか!

頑張れ、サンウルブス!

 

SRのポイント制

 スーパーラグビーはポイントがつく。勝ったら4ポイント、引き分けたら2P、負けても7点差以内ならボーナスポイント1P、トライ数が相手より3トライ以上多かったらボーナスポイント1Pだ。

試合内容とポイント制が総合順位にどう影響してくるのか、まだ良く分からない。

サンウルブスは現在7Pだ。1勝7敗の成績だが、7点差以内の競り負けが3試合あったのでボーナスポイントがそれぞれ1Pで3P。初勝利で4P、計7ポイントだ。

f:id:beachfro:20160425220137p:plain

負けても2Pつくらしいが、いったいどんな試合だ?????

 

3トライ上げたがコンバージョンをすべてミスして、15点

鉄壁のディフェンスで相手をノートライに抑えたものの、アタックの激しさに耐え切れず規律破壊が起こって6ペナルティーを与えてしまい、ペナルティーゴールをすべて決められ、18点

結局 15-18 で負けた。

3トライ以上の差をつけ(1P)、7点差以内で負ける(1P)条件を満たすから、これなら負けてもボーナスポイントが2Pになる。

 

実際にこういう死闘が過去にあったということだろうか?????

それとも、「いや、ないとは言い切れんよ」という想定だろうか?????

 

 

ドゥルー、パエア、立川の活躍

www.foxsports.com.au

 

 

にほんブログ村 その他スポーツブログ ラグビーへ
にほんブログ村