にわかラグビーブログ

ラグビーにわかファンです。もっぱらテレビ観戦、ネット観戦。海外目線に注目しています。

サンゴリアスは強かった!

ウォーミングアップ

寒い。晴天だが前日から北風が強い静岡県磐田市ヤマハ・スタジアム、トップリーグ全勝対決の競技場だ。折りしもクリスマス・イブ、RWC2019まで1000日。広場ではジュビロ選手4人のトークショーやゲームが行われている。静岡新聞のスポーツ面には4段抜きの記事、「ラグビートップリーグ きょうサントリー戦 ヤマハ発 初Vへ全勝対決」の見出しが躍り、五郎丸のトゥーロン先発を報じた。

 

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ウォーミングアップでキックオフに備える両サイド、イエロー・ジャージのサンゴリアス沢木HCがピッチに出てホームサイドを威圧するかのように見つめている。ジュビロ清宮HCの姿はない。

キックオフ!

早くも前半4分で先制トライはジュビロ、客席は「よしよし」といった雰囲気。2トライを許し逆転されるが、モールで押し込み認定トライで逆転 17 - 14、このまま勢いに乗って引き離すかと思われた。が、前半終了間際にツイがスペースを衝いて形勢逆転、ホーンが鳴る中、小野がコンバージョンを決め 17 - 21でハーフタイム。

 

足技ターンオーバー

レビューをいくつか読んだ。どうやら一本目のスクラムが勝敗に大きく影響していたようだ。8人全員でまっすぐ押すヤマハ・スタイルと評されるスクラムだが、前半15分、ヤマハ・ボールのスクラムで逆に押され、100戦練磨のジョージ・スミスが足技でターンオーバーしてそのまま左サイドへ回り込んでゲイン、石原がフォローしてさらにゲイン、流から右サイドへ展開していた3人へつなげ最後は中づるがトライを決めた。流れるような見事な攻撃だ。スコアは 10 - 7。

 

試合後に清宮HCが「あのスクラムさえ。。。。」と語った。そして、あの足技プレーは反則だった、と。

あのプレーは反則なのか? 

スクラムへ投げ入れられたボールをフッカーが足で後ろへ送るのが許されるのなら、プレッシャーをかけて押した側が足でボールを奪うのも許されるのが道理だと思うが、実際はどうなんだ? 審判の判断によるのか? それともダーティープレーなのか?

 

あのプレーは、よく見えなかった。ボールが奪われ、「あれ、何でだ?」と思っているうちにトライしていた。それからしばらく膠着したが、サンゴリアスがじりじり攻め上がり、32分には流、ウィーラーからドナルドが中央突破、10 - 14 と逆転した。

37分、モールの認定トライはジュビロの意地だったな。スコアは 17 - 14 に再逆転。

3分後にはツイが中央突破で、また逆転、 17 - 21 でHT。

 

HTの間に、花園へ出場を決めた浜松工メンバーがメインスタンド前に勢ぞろいしてキャプテンが選手宣誓、壮行会が行われた。

 

後半、ヘルウベマレサウを投入し流れを変えたいジュビロ・サイドに対してカーペンターでカウンター・シフト。ミスが多くなったジュビロ、一万人を超えた客席から「取ってー!」「あああー!」の声が多くなる。ワントライ同点まで追い上げたが、サンゴリアス日和佐、更にFW両プロップに代わって畠山を投入、ラスト10分、真壁の気合でジュビロの猛攻を防ぎ、ダメ押しのトライで突き放した。

 

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24(17) - 41(21) 後半にサンゴリアスが圧倒!

終わってみれば、80分はあっという間だったな。いい試合だった。行った甲斐があったな。ジュビロ・サイドは意識しすぎで硬くなってたのかもね。敵地へ乗り込んだサンゴリアスは伸び伸びしていた。

 

ラスト10分のジュビロの反撃を跳ね返したサンゴリアス、攻撃の手を緩めず左サイドから上がっていくがペナルティーだったか、ホイッスルでゲームがストップした。スミス(それともドナルド?)が右足を痛めたらしく、逆サイドで両腕をピッチについて起き上がるのに時間をかけた。そこへやって来た真壁が、親指を立ててふりふり「カモーン、アップ、アップ!」と言いながらハッパをかけたように見えたな。その真壁もテーピングした左足をかばうようにラインへ戻って行った。さすがだ。

 

スタジアムはよく整備されていてトイレもきれいだ。人工芝なんだな。ピッチまで3メートルほどだろうか、臨場感に溢れているが、吹きさらしのバックスタンドは寒かった。防寒対策して出かけないと凍えるな。

 

あれから一年たった

RWC2015の後、初めてTV観戦したトップリーグ、なんかなあ、落差大きいなあ、面白くないなあ、スピード感ないなあ、面白かったのはパナv東芝戦だけだった。あれから一年、懐疑的な印象が抜けなかったんだが、この試合は文句なしに面白かった。

ジャパン・ラグビートップリーグ、この一年でレベルアップしてきたのかも知れないな? それともサントリーヤマハが強くなっただけなのか?

 

sportiva.shueisha.co.jp

 

大田尾vs小野のゲームメイクで小野が貫禄を魅せた。コンバージョンも完璧だ。矢富は切れを欠いてまだ完全ではないようだ。

小野がマン・オブザ・マッチ。
ハーフタイムに行われたファン・オブザ・マッチは青い帽子の女性がジュビロのレプリカ・ジャージ獲得。これ、面白いね♪ ピッチからバックスタンドをスキャンするカメラに向かってアピール、アピール! オーロラビジョンで大写し^^/

 

前半、パントからジュビロ右サイドのトライラインへ転がったボールに、江見がフェンスに激突するかのような気迫の猛ダッシュ! あれはよかった。ああいうシーンは生観戦じゃないと味わえないな。

 

当日券2,000円は5倍ほどの価値のある試合になった。

 

サンウルブス

ヤマハ・サイドから6人、サントリー・サイドから3人、松島は欠場したが、8人が出場して存在感を魅せた。サンウルブスでの活躍に期待がかかる。

 

松島欠場が残念だったが、もっと残念だったのはサンウルブスのサの字もなかったことだ。テントもないしグッズ販売も何にもないぞ!? 場内アナウンスもない。ノーサイン・オブ・サンウルブス、いったいどういうことなんだ? 残念、というよりも拍子抜けしちゃったな。

 

開幕まであと2ヶ月足らず、キングスは強くなりそうだ。3月4日シンガポール、勝てるのか、サンウルブス? 勝てるのなら行っちゃうぞ!

 

サポーター

ヤマハST.ブルー・キャンペーンで盛り上げを図るジュビロ・サイドだが、バックスタンド右寄りに陣取ったサンゴリアスのサポーターがスタンドを圧倒した。ホームのジュビロ・サポーターは地元のせいか家族でのんびり観戦ムード、意外と静かだった。

 

後半、負けが見えた頃、客席でジュビロ・ファンの子供がワンワン泣き出した。よっぽど悔しかったんだろうなあ。今日は負けたけど、次は勝つよ!

 

遠州

往復500km(片道4時間)は遠い。鰻を食べ損ねたが、寿司は旨かった。鰻パイと桜えびせんで我慢しよう。

 

午前中にスタジアムに電話した。

「あのー、昨日東京から来て浜松にいるんですが、今日の試合は、電車で行った方がいいか、車で行った方がいいか、どうでしょう?」


ヤマハさんが駐車場を開放しますし、出庫は最大かかって一時間ほどですが、きょうはチケット完売してませんし、ただ試合が試合ですからねえ、ほほほほ」

(う~む、意味深い笑いだ。。。。)

「そ、そうですよねえ、全勝対決ですもんねえ、はははは」

 

ヤマハ・サポーターは出庫渋滞を見越してか、ラスト10分のジュビロの反撃が失敗するとぞろぞろ帰る姿が目立った。

大渋滞になった! 出庫から東名まで1時間以上かかった。

 。。。。。

 

往路の金富士がきれいだ。

スタジアムの皆様、良いお年を。

 

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ワッハッハ! これもいいね♪ 

メリークリスマス

 

SR2017キックオフまで54日

2/25初戦の相手、王者ハリケーンズがカウントダウンを始めた。試合開始の15分前から公式ががライブ・ブログを始める。

 Hurricanes: Sunwolves v Hurricanes

  

ジョーンズHC、年末の一問一答

 一年前の記者クラブ会見の内容と基本は同じだが、スーパーラグビーの経験や2019年を見据えて、

  • ジョセフHCが総監督
  • サンウルブスとの連携(というより一体化だな)
  • 代表選手には十分な待遇を
  • 若手6~7人の登用と育成
  • 運営サイドの交渉力
  • スタジアムに投資を、等々、具体的に語っている。

若手育成のためには、E.カークA.ドゥルタロのような頼れる選手と一緒にプレーすることが必要だと。

最後には、

ドナルド・トランプが必要になるかも!」と締めくくった。

  

www.asahi.com

 

 

スクラムのトンネル

年が明けて、正月気分も完全に抜けた頃、スミスの足技プレーのことでイワンさんからコメントをいただいた。

あのプレーは「競技規則20.9(f)」に反していたのか?

15人制ラグビー競技規則: 20 スクラム

スクラムは、フィールドオブプレーにおいて、互いにバインドして3列になった8人ずつのプレーヤーによって形成され、双方のフロントローは頭を交互に組み合う。組み合うことによってトンネルが形成され、そこに、双方のフロントローが左右どちらか片方の足でフッキングすることによりボールを獲得するよう、スクラムハーフがボールを投入する。

トンネルとは、双方のフロントローの間の空間をいう。

 

両足使っちゃダメとか細かい規定だが、両サイドのフォワード16人が組み合うスクラムで、第1列の6人が組んで出来る空間がトンネルだ。マイ・ボール側のスクラムハーフがマイボール・サイドのフロントローワー(1番・2番・3番)3人が足でボールをキープできるようにボールを入れる。

「トンネル」ってのは、両サイドのフロントロー6人が関わっている空間のことで、あのスクラムのトンネルは、

  • ヤマハ・サイド:山本(1)・日野(2)・伊藤(3)
  • サントリー・サイド:石原(1)・青木(2)・須藤(3)

この6人がトンネルを作っていた。

6人の平均身長が仮に180cmとすれば、スクラムを組み合って上半身を屈めた姿勢の上半身が90cm、相手も90cmで180cm、頭から肩まで30cm、よって150cm、肩幅が一人60cmなら3人で180cm、高さが50cmとすると、

縦150cm×横180cm×高さ50cmのトンネル(空間)になる。ダブルベッド・サイズだな。

 

この6人のトンネルが出来ている間は、

20(f)ロックとフランカーフロントロー以外のプレーヤーは、トンネルの中にあるボールをプレーしてはならない。
罰:フリーキック

 

オリジナルにある Locks and flankers: Staying out of the tunnel. は日本語に訳出されていないが、ロックとフランカーはトンネルの外にいる選手、トンネルには直接かかわりのない選手ってことだな。ボールドで強調されてるから重要事項じゃないのか? 付け加えてみるとこうなりそうだ。

20(f)ロックとフランカー: トンネルの外にいる選手。フロントロー以外のプレーヤーは、トンネルの中にあるボールをプレーしてはならない。
罰:フリーキック

 

足技を使ったジョージ・スミスは7番でフランカーだ。トンネルの外にいる選手だから、トンネルの中にあるボールをプレーしたら反則になる

 

ハイライト動画で再確認した。

www.top-league.jp

 

矢富がボールをヤマハ側1列のトンネルに投げ入れた後、サントリーが押し込むがボールは動いていない。ヤマハ真っ向スクラム勝負を受けて立ちボールに触っていない。ヤマハ側が押され、ヤハマのトンネルが圧縮したところでスミスが右足を伸ばしてボールを掻き出し、自分で拾って左へ回り込みゲインした。

スミスはトンネルの中に入り込んだわけじゃないが、足を出してボールをプレーした。

 

ピピー! 反則じゃないか?

 

しかし主審の判断は、両サイド1列6人によるトンネルがダブルベッドからシングルサイズに小さくなりボールが第2列のロックの下にあったか、スクラムの外へ出ていた、そう判断して笛を吹かなかった。トライの後にTMO判定もなかった。

 

競技規則に照らせば反則になり得るが、主審の判断はプレイ・オンだった。

 

以前、ハイ・タックルのことでツイッター上で質問したら、「審判による」という答えが返ってきた。スミスの足技もそれと同じか? いや、ヤマハ・サイドがスクラム勝負に応えたからにはサントリー・サイドもスクラムからモールで押し込んでほしかったな。

 

にわかジャッジ: スミスの足技は、ダーティープレーだ。

 

コメント、ありがとうございました。