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にわかラグビーブログ

ラグビーにわかファンです。もっぱらテレビ観戦、ネット観戦。海外目線に注目しています。

NZ遠征の無事を祈る!

サンザーが公式発表

南半球の最高峰スーパーラグビーは2018年から15チーム3組の対戦フォーマットになることが公式発表された。

 

チーム数とカンファレンス(組み分け)

対戦フォーマット

  • 試合数は18節120試合で各チーム16試合、バイ週が2週
  • 対戦フォーマットは、同じ組み同士の対戦が8試合、他の組との対戦が8試合
  • 16試合のうちホームが8試合、アウェーが8試合
  • 16試合のうち4試合が再戦
  • 決勝トーナメントは各組1位3チームとワイルドカード5チームの8チームで7試合

 

15チーム案をニュージーランド・サイドが推していたが、NZL協会のスティーブ・トゥーCEOがサンザーの発表を歓迎する声明を出した。

 

superrugby.co.nz

 

サンザーは公式発表で、ロンドン会議以来取りざたされていたチームカットについて、わざわざサンウルブスの必要性を説いている。

「サンウルブスを保持することはサンザーの将来プランに直結している。ワールドカップ2019を目前に、アジアのラグビー発展に寄与するポテンシャルを持っていることが極めて重要だ。」と。 

 

ロンドン会議でAUS協会と選手会がサンウルブスと南ア2チームをカットする15チーム案を推したり、南アとオーストラリアのメディアの中には、サンウルブスは「ジョークだ」とまで揶揄する向きもあったわけだが、正式発表で予想される反響を見越しての予防線だろうか。

 

お国事情とスーパーラグビー 

この一月の動きを振り返ってみるに、南アフリカにしろオーストラリアにしろ、この5年、10年の間にチーム数を増やしてはみたものの、思うように結果を出せず壁にぶつかった印象だ。オーストラリアはFOX(アメリカ資本)がリストラに着手したということだろうが、これはプロチームの宿命といえる。維持費(固定費)だけが一定あるいは上昇傾向、収益は伸び悩みという状況ではチームカットはやむを得ない選択だ。どこまで補填が効くかは協会・運営・選手会の交渉事項になる。誰もがハッピーというばら色の解決策は、ないぞ。

 

南アはこれにアパルトヘイト撤廃と人種融和という政治的な課題が加わってくる。人種の比率が一定の基準を満たさない場合はスポーツと言えども国際大会を開けないという記事があった。RWC2023の開催をアイルランドと競っているが、政府が待ったをかけているようだ。それほどまでに人種融和の政策が徹底している。イースタン・プロビンスのサザン・キングスは言わばモデルケースなのだろう。ところが肝心の試合内容で結果を出せず協会が運営にてこ入れせざるを得ない状況になってしまい、落とし所が見つからない。

www.sport24.co.za

 

一方、都内で一般人にタックルを浴びせたかに見えたオールブラックスニュージーランドがタッグを組むのはイギリス資本のSkyスポーツだ。日本はJSportsとWOWOWと日テレだが、DAZN(イギリス資本)進出の脅威はなくなったのか?

 

7月のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのNZ遠征選手の中に、

ニュージーランドがいまだ対戦したことのないほど脅威となる選手」がいるらしいが、誰だ?

 

話が逸れかかったが、加えて南アもオーストラリアも、選手の国外流出が止まらない。有力選手が海外リーグへ飛び出していてはナショナル・チームの強化は望めない。国際大会のたびに呼び戻して、終われば解散という状況では強化しようにもできない相談だな。もっともエージェントは忙しくなるな。

 

そう考えると、企業チームの限界を抱えつつも日本のトップリーグはユニークな存在と言えそうだ。ラグビーだけに限ったことではないが、多かれ少なかれ企業スポーツが果たしている役割は大きい。反面、国内リーグの枠を出ないため競争力が育ちにくいのが最大の弱点だ。スキルアップは外国人選手に頼る(真似て習得する)か、一人で修行の旅に出るか、コーチを呼んで指導を受けるしかないが、リーグとしてめったなことではぐらつかない安定した持続力を持っている。少なくとも今まで持っていた。

 

サンウルブスはトップリーグの延長線上に作られたチームだが、スーパーラグビー参戦で国内リーグの限界が見えてきた。ケガによる離脱がいい例だ。水準以上のスキルとパワーを合わせ持ち即戦力となる代わりの選手がいない。いたとしても参戦する条件が整っていない。運営サイドの準備不足はその都度実務的な改善を積み重ねていけるが、選手はそうはいかない。

 

サンザーがサンウルブスをアジアのラグビーの成長に絡めて語った。サンザーの未来に直結していると賛辞としては最大級だ。国内で安住するなというメッセージにも取れるぞ。

 

そこをどう越える、サンウルブス!?

 

にわかのテリトリーをまた大きく越えてしまったが、モルツのせいだ!

 

カットされるオーストラリアの1チーム南アの2チームはまだ発表がない。4月6日に南ア協会が、4月10日にオーストラリア協会が年次総会を行うが、そこで決定されるのだろう。

 

数的優位を活かして勝ったサンウルブス

4月8日、秩父宮で再戦したブルズを倒し、ようやく1勝を上げた。SR公式は、前半の速攻に注目しつつも、

「得点の機会を逃がさず、数的優位を最大限に活かしたサンウルブス」という切り口だ。

 

アタックのスタッツはブルズが優勢だったが、ディフェンスのタックルターンオーバーで力関係を逆転させた。前半からスピードのある攻撃を切らさず、ハーフタイムで1点差という互角の勝負を展開し、ラスト20分の交代(木津、稲垣、伊藤)で経験値を投入して勝ち切った。

 

www.sanzarrugby.com

 

スクラムハーフ(田中、矢富)、スタンドオフ(田村)のスキルレベルはやはり違うぞ。トップリーグの試合では見えてこない差がありそうだ。この試合、マイMOMはフォワード陣とSO田村だな。たしかに「RWC2015は過去のこと」に違いないが、どうしてまだまだ引っ張れる! ブライトンの歓喜以来、南アのチームを相手に初めての1勝だ!

 

次はいよいよ、ついに来る時が来た、ニュージーランド遠征~アルゼンチン戦だ。5月になればレメキが参戦するはず。その向こうには6月アイルランドが待ってるぞ。

 

がんばってくれ、サンウルブス遠征班! 無事を祈る!

 

白ご飯と味噌汁とバスの手配は準備万端、整ったのか? 食事がハンバーガーだけとかは許せないぞ!