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にわかラグビーブログ

ラグビーにわかファンです。もっぱらテレビ観戦、ネット観戦。海外目線に注目しています。

NZ遠征で見えたコミットメントの差!

 

前半の9戦を終えたサンウルブス、戦績は1勝8敗だが、得失点からチームの勢い見てみると、こうなる。青線が前半、赤が後半、緑がトータルの得失点だ。

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緑のトータルがゼロ・ラインを下回って失点が大きいが、前半をプラスで折り返したのはストーマーズ戦 STO (+4)とブルズ戦 BUL の2戦目(+1)の2戦だけだ。後半はブルズ戦が得失0、チーフス戦が+10だ。

王者に挑んだNZ遠征3連戦は、右肩上がりの勢いを記録して締め括った!

 

2016シーズンとの大きな違いは、後半40分に大きく失速しないで踏ん張れるようになったことだ。前半後半を通して互角のレベル、というにはまだ遠いにしてもラスト20分にトライを上げている。

  • ハリケーンズ: 69分、77分
  • キングス: 75分、80分
  • チーターズ: 61分
  • ブルズ: 70分
  • ストーマーズ: トライなし
  • ブルズ: 69分
  • クルセーダーズ: トライなし
  • ハイランダーズ: 58分、64分
  • チーフス: 66分

 

前半に2トライ、後半に2トライを上げられる水準が目標になりそうだが、王者NZ勢との前半戦の点差は、ハリケーンズ 40 > クルセーダーズ 26 > ハイランダーズ 18 > チーフス 17 で、こちらも右肩上がりに点差を縮めた。前半に2トライ上げてHTの点差が20点以内なら後半でひっくり返せるぞ。

 

コミットメント

意味は仕事への責任感、気持ちの入り具合、試合に臨む態度、真剣さ、そんなところだ。勝ちへのこだわりとは違うぞ。勝ち負けは80分間のコミットメントの結果だ。チーフス戦で見せた23人のコミットメントはクルセーダーズ戦、ハイランダーズ戦に比べて明らかに違っていた。

 

スクラム中に2列3列が顔上げてキョロ見するとかあり得ないだろう!

自陣5メートルのスクラムならアタッカーを警戒する動きになるが、センターライン近くのあれは「喝!」だ。

現地のアナが、

「コミットメントがないですねえ。。。」と実況してたのも当然だな。

 

チーフス戦で田村が40メートルのペナルティーゴールを外したが、あれはスキルだろうな。しかし、タウランギに交代した態度は、あっぱれだ。あれもコミットメントだ。スコッドにキッカーが2人いるのはいいね。

 

苛立つチーフス・サイド

南ア遠征3連戦でストーマーズに負け、ホームで圧倒したかったはずのチーフスだが、リーチを外したせいか、結果はBPを逃すふがいない一戦になり、D.レニーHCは、

「セットピースで優勢を保てない厳しい試合になった。スクラムで押され、ラインアウトから仕掛けることが出来なかった。苛立たしい」と、まるで敗将の弁だ。

 

www.nzherald.co.nz

 

台湾でも報道

2016シーズンで初参戦したサンウルブス、シンガポールが「準ホーム」ということになっている。4月初めにサンザーが15チーム制を公式発表した際には、サンウルブスの参戦がアジア・ラグビーの発展にとって重要だという一文が盛り込まれていた。

 

その割には2016年の参戦以来、アジア諸国でサンウルブスを取り上げた記事はシンガポールのメディアに限られていたが、台湾英文新聞 Taiwan News がチーフス戦を報道した。チケット販売は香港やフィリピンのメディアで見かけるが、サンウルブスの対戦報道をシンガポール以外のアジア・メディアで読んだのは初めてだ。

 

www.taiwannews.com.tw

 

チーフスのキャプテン S.ケインが、

「サンウルブスが試合をしにやって来たわけだが、いや参ったよ、たいした度胸だ。プレッシャーをかけられてボールを離すことが多くなってしまい引き締めたんだが、ちょっと早まったな」と。

 

元記事はAP電だが、No.8を引き受けたS.ケインとフランカーのA.クルーデンのABコンビが戦術プランを実行できなかったことを「敗因」にあげている。

 

ジャガーズ戦、シャークス戦

ケガの続出で補充が気になるところだが、次戦は 5/7 アルゼンチンのジャガーズ戦だ。場所はブエノスアイレス。バイ週を挟んで 5/20 シンガポールでシャークス戦、5/27 秩父宮でチーターズ戦だ。

6月までに2勝するには、もうこの3戦しかない。

 

日本はGW真っ最中だが、ブエノスアイレスは実りの秋、ワイン祭りがあるらしいぞ! いってらー!

 

allabout.co.jp

  

一年前の5月はちょうど秩父宮で初勝利を上げた頃だ。相手は次戦のジャガーズだ。

 

アルゼンチン遠征かシンガポール戦で、レメキの合流は、あるのか?!

5/7 ブエノスアイレスホセ・アマルフィターニ競技場はこんな感じだ。ジャガーズはシャークスに 25(20) - 33(20) で敗れた。

 

www.youtube.com

 

 

脳震とうでモリが離脱

 

「これまでで最悪の脳震とうだ!」

 

クルセーダーズ戦の後、フォワード・ロックの L.モリが離脱した。理由は脳震とう(コンカッション)だ。

 

モリはニュージーランドオークランド出身で「モンスター」の異名を取るパワープレーヤーだ。怪物級が普通にスコッドに入っているNZ勢との対戦、特にクルセーダーズはラックでディフェンス・ラインをこじ開けながらフェーズを重ねて前に進むプレースタイルがチームの伝統になっているようだ。ラックのダメージはどれほどだろうか?

 

モンスターと呼ばれる訳は、

 

7年前のブルーズ時代、タックル・バッグで練習中にバッグごとチームメートを吹っ飛ばし、地面に倒れたチームメートに「モンスター」と呼ばれたのが始まりらしい。その時に150mph のインパクトを記録したようだ。そのモリが脳震とうで離脱するくらいのインパクトを持っていることになるぞ。

 

フォーリーも離脱

オーストラリア・ワラターズのSOフォーリーも南ア遠征中に帰国した。最初のインパクトは2月14日プレマッチのハイランダーズ戦で、3/24 レベルズ戦で復帰したが、試合後数時間のうちに症状が出たようだ。4/7 のハリケーンズ戦には出場している。

 

コンカッションによる主な症状は頭痛やめまい、体のだるさ、光への敏感な反応など一連の症状で、ポスト・コンカッション・シンドロームとかアフター・コンカッション・シンプトムズと呼ばれている。首や耳への影響と合わせて22の症状が確認されているようだ。フォーリーはインタビューで「選手生命が終るのではないか」とも語っていた。

 

www.smh.com.au

 

インパクトの後に現れてくる症状は経過観察していくしかない。ワールド・ラグビー選手の健康問題として重要視し、試合復帰までのプロトコル(手順)を策定して各国の協会に注意喚起している。

 

クルセーダーズ戦ではNo.8ボスアヤコもコンカッションで途中退場したが、チーフス戦に出場した。

遠征前に無事を祈ったが、やはり最高強度の対戦相手との連戦、選手のダメージが大きい。

 

ABも怪我人が続出

選手のダメージはサンウルブスに限ったことではない。6月~7月にブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズを迎え撃つオールブラックスだが、主要メンバーに怪我人が続出している。

  • ブルーズのJ.カイノ:ハリケーズ戦で膝を傷めて手術、6週間の休養
  • クルセーダーズのK.リード:南ア遠征のチーターズ戦で親指を傷めて手術、6~8週間の休養
  • ハリケーンズD.コールハイランダーズ戦でふくらはぎを痛めて休養中
  • ハリケーンズN.スカダー:チーフス戦で足を痛めて休養中

 

 

 

ウランギは5試合の出停

アルゼンチン遠征メンバーは、レッドで5試合出場停止のタウランギを含めて6人が離脱、5人が追加参戦だ。レメキは入っていない、残念。

去年4月の南ア遠征、ストーマーズ戦でLOボンドがショルダー・チャージしてレッドカード、4週間の出場停止になったがそれよりも厳しい判定だ。

アグレッシブなディフェンスに加え、田村に代わってキックを2本決めていただけに惜しいな。ロスタイム82分、7点差に詰められたチーフスがBP獲得のラストチャンスで立ったままボールの奪い合いになったところへ肩チャージしてしまった。復帰できるとしても 7/15 秩父宮のブルーズ戦、2017シーズンの最終戦だ。

 

www.stuff.co.nz

 

違った。5週間(7週間のところ2週間免除)だから6月10日までだ。6月テストマッチでSRは中断されるから、7月のラスト3戦は出場できる。

 

 

カーペンターのイエロー???

インターセプトしようとしたがキャッチできず、結果的にボールを手で叩き落としたからイエローということか? 逆に言うと、失敗に終ったインターセプトはすべて反則ということになるのか?

それとも、その前のディフェンスで右手がボールを持った相手の顔に当たって、それが意図的に相手を倒したと見なされたってことか? たぶんこっちだろうな?

 

クルセーダーズも出場停止

クルセーダーズのキャプテンでABのLO S.ホワイトロックが南ア遠征のチーターズ戦73分、相手の顔面に肘を当ててイエロー、2週間(4週間から免除)の出場停止だ。この試合、80分にもセーダーズのM.ハントがイエローでシンビン、ピッチは13人になった。

 

www.newshub.co.nz